警備業法における教育時間とは?新任教育・現任教育をわかりやすく解説

警備員として働くためには、警備業法で定められた「法定教育」を受ける必要があります。
これは、警備業務を安全かつ適切に行うために義務付けられている教育制度です。

警備業界では未経験からスタートする人も多いため、現場に出る前の教育は非常に重要です。この記事では、警備業法で定められている教育時間について、初心者にもわかりやすく解説します。

警備業法で定められている教育とは?

警備業法では、警備会社に対して、警備員へ適切な教育を行う義務があると定められています。
教育は大きく分けて以下の2種類です。

● 新任教育
● 現任教育

それぞれ目的や教育時間が異なります。

新任教育の教育時間

新任教育とは、警備員として勤務を始める前に受ける法定教育のことです。

警備業法では、未経験者に対して 20時間以上 の教育を実施することが義務付けられています。

以前は30時間以上とされていましたが、法改正により現在は20時間以上へ変更されました。

新任教育では、警備業法などの基礎知識をはじめ、現場で必要となる基本動作や緊急時の対応方法などを学びます。

新任教育の内容

新任教育では、主に以下の内容を学びます。

● 警備業法などの法律
● 警備員としての基本姿勢
● 緊急時の対応方法
● 事故防止
● 敬礼や誘導などの実技

座学だけでなく、実技訓練も含まれるため、未経験でも基礎から学べる仕組みになっています。

現任教育の教育時間

現任教育とは、すでに警備員として働いている人を対象に行われる法定教育です。
警備業法では、警備員に対して毎年継続的な教育を実施することが義務付けられています。

教育時間は、年間10時間以上 と定められています。

現任教育の主な目的は、知識や技術の維持・向上です。
警備業界では法律の改正や現場ルールの変更があるため、定期的な教育が欠かせません。

現任教育で学ぶ内容

現任教育では、主に以下のような内容を学びます。

● 法律改正に関する知識
● 現場で発生した事故事例
● クレーム対応
● 不審者への対応方法
● 基本動作の再確認

経験者であっても、安全意識を維持し、適切な対応を行うためには継続的な教育が必要です。

資格保有者は教育時間が免除される場合もある

警備業務検定の資格を持っている人や、一定の実務経験がある人は、一部の教育時間が免除される場合があります。

ただし、従事する警備業務の種類によって条件が異なるため、詳細については所属する警備会社や各都道府県警察へ確認することが大切です。

警備業界で教育が重視される理由

警備員は、人や施設の安全を守る重要な仕事です。
そのため、知識不足や判断ミスが大きな事故やトラブルにつながる可能性があります。

特に交通誘導警備や施設警備では、

● 事故防止
● トラブル対応
● 緊急時の初動対応

など、現場での判断力が非常に重要になります。

法定教育は、こうしたリスクを減らし、安全で適切な警備業務を行うために実施されています。

まとめ

警備業法では、警備員に対する法定教育が義務付けられています。

教育時間は以下の通りです。

● 新任教育:20時間以上
● 現任教育:年間10時間以上

未経験者でも基礎から学べる制度が整っているため、初めて警備業界で働く人でも安心してスタートできます。

警備員として安全かつ適切に業務を行うためにも、法定教育は非常に重要な役割を担っています。